当協会ご案内

当協会について

はじめに

 歩くことは、人間の基本的な運動であり健康の源です。
人間は2本足で歩くことで、手を使い頭脳を発達させ今日の文明を作ってきました。
そして、足は第2の心臓とも言われ、歩くことは人間の健康増進の基礎であり、しかも「いつでも・どこでも・だれでも・いつまでも」自分のペースで取り組める生涯スポーツです。

歩くことの意義

 歩くことは、人間の本来的の運動であり、歩くことを通して肥満や糖尿病などの生活習慣病を予防できるほか、“歩け”を家族や友人と一緒に行うことで人間関係を深め仲間を作ることができ、また身近な自然や街の史跡等を訪ねることにより自分たちの住む街に愛着を持ち、その改善に取り組む機会を増やすことが出来ます。
身近なふるさとを歩いて「健康づくり・仲間づくり・街づくり」の社会的な運動を勧めることで、歩いて感動する体験も出来ます。

当協会の発足経緯

 当協会は、少子高齢化が進む社会の中で、自分の健康は自分で守るため健康ウォーキング運動を神奈川県全域に展開しています。
1964年オリンピック東京大会の後に、日本人の体力不足が大きな問題となり、国を挙げての「体力つくり運動」が進められました。その一環として「歩行運動」が取り上げられる中で、神奈川県内の歩けの関係団体および行政機関と密接な連絡協調を保ち、あわせて実践活動の推進を図ること目的に、県教育委員会の指導のもとに、1968年3月3日神奈川県歩行運動推進連絡協議会が発足しました。
その後に「協議会」は発展的に解消し1982年4月1日に神奈川県歩け歩け協会と名称を変えて、当時の日本歩け歩け協会の神奈川県の窓口として加盟することになりました。
 そのような歩け運動の盛り上がりを背景に、県協会が全力で取り組んだのが1998年のかながわ・ゆめ国体です。この国体を準備する過程で、橫須賀や相模原等で地域のウォーク大会が開催され、国体開催時にはすべての開催会場に歩けの大会旗を持って参加しました。
 そして2003年12月に特定非営利活動法人の認証を受け、法人としての新しい活動を開始することになりました。2023年12月には認証20年になります。

ウォーキング発展のための取り組み

 かながわ・ゆめ国体への取り組みの中で、これまで年3回程度の歩け企画開催から年間200回以上の企画、会報「かながわ歩け」の創刊、毎月17,000部の無料配布など、今日の県協会の活動の骨格となる体制を確立しました。会報発行部数はコロナ禍の諸事情で現在3,500部ですが、会報はホームページよりダウンロードできます。
当協会は、日常的な健康ウォーキングを展開するために、神奈川県内のすべての市町村区を歩く「神奈川60ヶ所全市町村区踏破チャレンジウォーク」(現在は相模原市が政令都市になり58ヶ所に変更)、当協会のウォーキング例会参加回数と累計距離を認定して会報に掲載する「かもめカード」の2つを設立しました(どちらもスタンプカードは有料)。
 また、当協会は、健康ウォーキング活動を広く展開するために、社会貢献を目的としたサービスラーニングの実習生(主に桐蔭横浜大学)、およびレクリエーションインストラクター資格取得実習生の受け入れを積極的に行っています。
 さらに、横浜市スポーツ協会と相互協力して、
  ・スポーツ協会は当協会の会報を横浜市のスポーツセンターで配架
  ・当協会はよこはまシティウォークやスポーツフェス等のパンフレットを当協会の会報と一緒に配布、および当協会のホームページで公告をしております。

健康増進への取り組み

 神奈川県では920万県民の健康つくりのため、「かながわ健康プラン21」、そして1日30分・週3回・3ヶ月間継続して運動に取り組む「3033運動」を提唱しています。
 これらの目標を達成させる取り組みの1つとして、当協会は健康ウォーキング運動を展開し、大勢の指導者を養成してまいりました。そして2008年に神奈川県議会歩け歩け議員連盟と共に「NPO法人かもめウォーキングアカデミー」を設立しました。
 2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響で活動は縮小傾向でしたが、2023年度からは、それらを克服し、神奈川県内に健康ウォーキング運動の大きな輪を広げ、県民の健康増進とコミュニティ形成を目指して積極的に活動を展開してまいります。

2023年5月1日

会長挨拶

コロナ禍における新たな健康ウォーキングの開始に向けて

特定非営利活動法人神奈川県歩け歩け協会
会長 前川 𠮷和

 新型コロナウイルスの感染症は5月より5類に変更され、通常のインフレエンザと同じ扱いになりました。2023年3月には、「マスクの着用は個人の判断。混雑した公共の交通機関、医療機関、高齢者施設等ではマスク着用を推奨」と政府から発表されています。
当協会は、当協会が開催するウォーキング例会において、対面の機会が多い受付スタッフは今まで通りマスク着用と手指消毒などの感染症防止対策を継続してまいります。2023年度に入り、コロナ禍前に実施していた歩けの特別企画を再開いたします。

2023年度に実施する特別企画は下記の通りです。
 ① 5月:バスウォーク 5月24日(水)(鎌倉殿の13人ゆかりの地と反射炉)
 ② 6月:バスウォーク 富士山一周眺望ウォーク(15回シリーズ:’23年6月~’24年11月)
 ③ 10月:鎌倉七切り通し縦断ウォーク大会を開催
今後、従来実施していた企画や大会を徐々に増やしていきたいと思います。

コロナ禍の影響で自粛生活を余儀なくされ、運動不足やコミュニケーション不足等により心身の不調を感じた方もいらっしゃると思います。特に高齢者は、足腰の筋力が衰えて歩行に支障をきたした方が少なくないようです。
当協会は、神奈川県が提唱している3033運動(1日30分・週3回・3ヶ月間継続する運動)、未病改善、認知症予防の取り組みを健康ウォーキングで推進しています。参加者同士の活発的なコミュニケーションのきっかけになりたいと考えており、神奈川県内の四季折々の自然を楽しみ、名所や史跡を訪ねて歴史に触れられる例会を数多く用意いたします。
多くの神奈川県民の皆様に私たちの健康ウォーキングに参加して頂き、さらにその中から新しいスタッフが生まれ、リーダーとして活躍される人材を育成してまいります。
未だコロナは終息していませんが、それにも負けず健康ウォーキングに参加される皆様のお手伝を、これからも微力ながら、させていただきます。

2023年5月

沿革

 1968年 (昭和43年) 3月 神奈川県歩行運動推進連絡協議会が発足
(神奈川県教育庁、横浜市、川崎市 横須賀市の行政と民間の共同体)
 1982年 (昭和57年) 6月 神奈川県歩け歩け協会に改名
 1997年 (平成9年) 4月 会報「かながわ歩け」を発行開始
 1997年 (平成9年) 5月 第53回かながわ・ゆめ国体(1998開催)に向け、会場巡りの取り組み開始
 1998年 (平成10年) 10月 かながわ・ゆめ国体(秋期大会)開催・・・マーチングリレーウォーク開催(ツーデイマーチ) (下見から当日運営役員まで全面協力)
 2000年 (平成12年) 2月 新春のつどい開催  共催:神奈川県議会歩け歩け議員連盟
 2003年 (平成15年) 4月 行政より離脱し民間団体として活動
 2003年 (平成15年) 12月 「特定非営利活動法人 神奈川県歩け歩け協会」に改名
 2004年 (平成16年) 4月 かもめカード 開始
 2004年 (平成16年) 4月 医師と歩こう横須賀大会・・東大渡會准教授「正しく美しく歩こう」講演
 2007年 (平成19年) 5月 第14回鶴見川50キロウォーク大会 開催
 2009年 (平成21年) 4月 第1回多摩川さくらウォーク開催
 2009年 (平成21年) 4月 全国植樹祭 県立公園ウォーク 座間谷戸山公園 開始
 2009年 (平成21年) 4月 医師と歩こう横須賀大会 開催
 2009年 (平成21年) 4月 東海道を西へ 東海道全コース踏破チャレンジウォーク開始
 2009年 (平成21年) 9月 第1回 「1級・かもめ健康ウォーキング指導者養成講座」 開催
 2009年 (平成21年) 9月 第1回箱根外輪山一周ハイキング大会開催
 2010年 (平成22年) 1月 かながわコミュニティカレッジ 「健康つくり地域普及員養成講座」 1回目受託
 2010年 (平成22年) 4月 第2回多摩川さくらウォーク 開催
 2010年 (平成22年) 4月 関東三十六不動尊霊場巡りウォーク 開始
 2010年 (平成22年) 6月 箱根峠越え28キロ大会 開催
 2010年 (平成22年) 9月 第2回箱根外輪山一周ハイキング大会 開催
 2011年 (平成23年) 1月 かながわコミュニティカレッジ 「健康つくり地域普及員養成講座」 2回目受託
 2011年 (平成23年) 4月 東日本大震災チャリティーウォークを4月から翌年3月まで5回開催 [詳しくはクリック]
なお、収益金は全て寄付
 2011年 (平成23年) 9月 東海道を西へ 2年半掛け、日本橋~京都三条大橋踏破(バスハイク)
 2011年 (平成23年) 9月 第3回箱根外輪山一周ハイキング大会は台風のため中止
 2012年 (平成24年) 4月 神奈川新聞と提携  (2年間)
全市区町村チャレンジウォーク&かもめカード完歩者を新聞紙上掲載
 2012年 (平成24年) 9月 第4回箱根外輪山一周ハイキング大会 開催
 2013年 (平成25年) 6月 富士山一周眺望ウォーク開催 (10回に分け1年間で一周する)
 2013年 (平成25年) 9月 第5回箱根外輪山一周ハイキング大会 開催(以後中止)
 2013年 (平成25年) 11月 医師と歩こう横須賀大会・・横須賀市医師会主催・・ロコモ予防;講演&体操
 2014年 (平成26年) 3月 中山道六十九次を歩こう (3年間)日本橋~京都三条大橋踏破(バスハイク)
 2014年 (平成26年) 3月 NPO法人神奈川県歩け歩け協会創立45周年記念祝賀会
 2014年 (平成26年) 9月 日光街道バスハイク (2014年9月~2015年9月)
 2015年 (平成27年) 4月 箱根峠越え大会小田原~三島32キロ開催
 2015年 (平成27年) 5月 箱根外輪山半周大会 (金時山登山口~箱根駅伝の碑)
 2015年 (平成27年) 8月 大和~江ノ島ナイトウォーク(夏休み記念)
 2015年 (平成27年) 11月 奥州街道バスハイク (2015年11月~2016年10月)
 2016年 (平成28年) 8月 大和~江ノ島ナイトウォーク(夏休み記念)
 2016年 (平成28年) 11月 横浜水道局道志水源林取得100年記念・道志村バスツアー
 2017年 (平成29年) 2月 甲州街道バスハイク (2017年2月~2018年12月)
 2017年 (平成29年) 4月 第33回全国緑化よこはまフェア大会記念ウォーク
 2017年 (平成29年) 9月 第38回九都県市合同防災訓練参加 帰宅困難者ウォーク
 2017年 (平成29年) 10月 横浜近代水道創設130年記念・横浜の水道みちを歩こう(5回)
 2017年 (平成29年) 10月 第38回九都県市合同防災訓練参加 帰宅困難者ウォーク (小田原会場)
 2017年 (平成29年) 10月 NPO法人神奈川県歩け歩け協会創立50周年チャレンジウォーク
 2018年 (平成30年) 3月 NPO法人神奈川県歩け歩け協会創立50周年記念祝賀会
 2018年 (平成30年) 8月 レスキュー海老名(神奈川県)防災訓練参加ウォーク
 2018年 (平成30年) 10月 富士山一周眺望ウォーク開催 (10回に分け1年間で一周する)
 2019年 (令和1年) 5月 東京2020オリンピック・パラリンピックの競技場めぐりを、NPO東京都ウォーキング協会(TWA)と共同開催 全6コースを計画  [詳しくはクリック
2020年(令和2年)3月~7月 新型コロナウイルス感染症対策措置 県協会の全ての例会中止(5ヶ月間)
2020年(令和2年)11月~12月 横浜市市民公益活動緊急助成金事業 10例会対象実施
2020年(令和2年)12月~1月 20世紀から21年の希望の年記念ナイトウォーク
2021年(令和3年)1月~3月 新型コロナウイルス感染症対策措置 県協会の全ての例会中止(約3ヶ月間)

東日本大震災チャリティーウォーク (収益金は全て寄付)

 2011年 (平成23年) 4月 1回目:多摩川さくらW大会(30キロ・20キロ・16キロ)稲田公園~多摩川河口
 2011年 (平成23年) 4月 2回目:箱根峠越え28キロW大会 箱根湯本~三嶋大社
 2011年 (平成23年) 5月 3回目:第18回鶴見川50キロW大会 矢部駅~源流~潮田公園」
 2011年 (平成23年) 9月 4回目:震災半年目のチャリティーW 横浜公園~沢渡公園
 2012年 (平成24年) 3月 5回目:震災一年目のチャリティーW 新横浜~県民サポートセンター

東京2020オリンピック・パラリンピックの競技場めぐり

NPO.東京都ウォーキング協会(TWA)と当協会との共同事業として、以下6コースを計画した。第5回、6回はコロナのため延期

 2019年 (令和1年) 5月 東京2020オリンピック・パラリンピックの競技場めぐりを、NPO.東京都ウォーキング協会(TWA)とNPO.神奈川県歩け歩け協会(県協会)の共同事業として全6コースを計画
 2019年 (令和1年) 11月 東京2020OLP競技会場めぐり 第1回:日産スタジアムコース(県協会)開催
 2019年 (令和1年) 12月 東京2020OLP競技会場めぐり 第2回:お台場コース(TWA)開催
 2020年 (令和2年) 1月 東京2020OLP競技会場めぐり 第3回:横浜スタジアムコース(県協会)開催
 2020年 (令和2年) 2月 東京2020OLP競技会場めぐり 第4回:味の素スタジアムコース(TWA)開催
 2020年 (令和2年) 3月 東京2020OLP競技会場めぐり 第5回:江ノ島コース(県協会)延期
 2020年 (令和2年) 4月 東京2020OLP競技会場めぐり 第6回:国立競技場コース(TWA)延期

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